2015年7月塗替え工事実施
埼玉県 所沢市 築17年 K様宅
塗替え工事内容
塗替え工事内容 |
外 壁 |
外 壁 材|サイディング |
塗装回数|4回 |
仕上げ塗料|ファインSI(シリコン系塗料) |
屋 根 |
屋 根 材|スレート屋根 |
塗装回数|3回 |
仕上げ塗料|シャネツロック(遮熱塗装) |
その他箇所 |
破風板|軒天|雨樋|霧除け|戸袋|雨戸|ベランダ床防水|等 |
修理箇所内容 |
サイディング補修と張替え|シーリング再処理|屋根の棟包み補修|屋根の雨押さえ補修 |
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塗替え工事概要
今回のお客様宅周辺で塗替え工事を行った際に、工事内容を見学された事がきっかけで工事を請け負いました。
塗装の保護効果が失われているため、サイディングの劣化が進んで破損しています。
新しいサイディングへの交換と、下地への打ち付け、シーリング再処理を行い塗装を施します。
破風板、軒天部分はモルタルなので、塗り分けて塗装します。
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塗替え工事前
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塗替え工事後
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屋根へは"屋根頭頂部 棟包み"と縁部分の"雨押さえ"の劣化修理後に、「遮 熱 塗 装」を施します。
太陽光の熱源を反射して、室内の温度上昇を抑制する効果を発揮します。
その他、ベランダの床へは防水塗装を行います。
雨樋、霧除け、戸袋、雨戸、外壁化粧板等へも塗装を行います。
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劣化・破損しているサイディングの交換
新築後のサイディング外壁への塗り替え時期は3~4年で、今回は15年を超えています。
サイディングは雨水を吸収して内部より膨張を起こし、破損して崩れ始めています。
早急に交換を行わければ、住宅の基礎も痛めてしまう事になります。
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破損しているサイディング
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サイディングの取り外し
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防 水 紙 の 取 付 け
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まず、破損して痛みが著しいサイディングを取り外します。
内部の断熱材にカビが発生している箇所も見られます。
基礎への防水を高めるために、防水紙(アスファルト・ルーフィング)を取付けて固定します。
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サイディングボード取付け
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サイディングの固定
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取り外したサイディング
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そこへ新しいサイディングボードを取付けます。
全く同じサイディングボードは製造されていないため、模様や見た目が異なります。
釘やスクリューボルトを使用して下地へ固定します。
破損箇所以外にも変形して歪み、下地との間に隙間のある箇所もあります。
隙間に雨水が浸入して雨漏りを起こす原因となるので、こちらも下地へ打ち付け固定します。
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サイディング継ぎ目のシーリング再処理
サイディング同士の継ぎ目には、弾力性のあるシーリング材で防水処理が施されています。
サイディング外壁は複数のボードを取付けて構築されています。
気温による外壁の伸縮に対応できる様に、ゴムの様に変化するシリコンを流し込みます。
塗装の保護効果低下により、シーリングも紫外線の影響で硬く脆くなり劣化しています。
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劣化したシーリングの除去
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シーリング材の注入
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シーリング処理後
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隙間から雨水浸入で雨漏りを起こす原因にもなります。
劣化したシーリングは除去し、周囲にマスキングを施してシーリング材を注入します。
先程のサイディングを交換した箇所も同様にシーリング処理を施します。
シーリングが硬化して、マスキングを取り外したら完了です。
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サイディング外壁への塗装/塗装回数:4回
外壁の補修前には、架設足場と防護ネットを設置し、高圧洗浄機で汚れを洗い流しています。
まず下塗りで「エポMシーラー」を1回|下地へ上塗り塗料をより定着させる効果のある下地材です。
中塗りで「パーフェクトサーフ」を1回|外壁の凹凸を整え、塗装面の色を抑えて色透けを防ぎ仕上がりを良くします。
上塗りで「ファインSI」を2回|耐久性のあるシリコン系塗料で、紫外線などから守る耐候性にも優れます。
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屋根の雨押さえ修理
屋根と外壁の立ち上がり部分や縁にある、「雨押さえ」と呼ばれる箇所です。
通常は木製の雨押さえを保護する、「雨押さえ板金」で覆われていますがありません。
直接木部が露出した状態のため、腐食して劣化を起こしています。
傷んだ雨押さえを取り外して、新しい材料を取付けます。
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腐食している雨押さえ
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新たな雨押さえの取付け
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屋根頭頂部の棟包み補修
屋根頭頂部には向かい合う屋根同士を繋ぐ箇所に、"棟"と呼ばれる箇所があります。
今回は棟となる貫板は劣化していませんが、それを保護する"棟包み"が緩んでいます。
緩みで隙間から雨水浸入による雨漏りを防ぐため、釘で固定し緩みをなくします。
釘固定部より雨水が入らない様に、シーリング材で塞ぎます。
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棟 包 み の 再 固 定
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釘固定部へのシーリング
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屋根への遮熱塗装/塗装回数:3回
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スレート屋根への縁切り
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「遮 熱 塗 装」は主に太陽光内の熱源となる近赤外線を効率良く反射してします。
夏場の異常な室内温度上昇を防ぎ、冷房使用を抑えられ電力使用量を抑制できます。
屋根表面を約10℃、室温を約2℃抑える効果が実証されています。
今回の薄型瓦敷きスレート屋根は塗装後に、「縁 切 り」を必ず行います。
重なり合う屋根材同時の隙間を塞いだ塗料が、雨水を屋根内部へ吸い上げられます
毛細管現象に引き起こされ、雨漏りの原因を作ります。
皮スキで屋根材の隙間を広げます。
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その他箇所の塗装・修理
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網戸の張替え
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