外壁塗替え工事の実施から完成までの流れ
高圧洗浄機で汚れを洗い流す
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高圧洗浄機を使用して、外壁や屋根などの汚れを洗い流します。
塗替え時期の経過が長いと、苔や藻などが付着します。
劣化した外壁の塗膜や鉄部のサビなども、高圧洗浄で落とす事ができます(全てではありません)
外壁の汚れをしっかり落としておかないと、塗装後に塗膜剥離などを起こす原因ともなります。
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住宅の2階や高い箇所へも塗装を実施しますので、
効率よく安全に行うため「架設足場」を設置いたします。
設置後に近隣への塗料飛散防止などを考慮して、
「防護ネット」も取り付けさせて頂きます。
足場を使用しない業者も見かけますが、
安全性を考えると設置は必然だと考えます。
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防 護 ネ ッ ト の 取 り 付 け
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架 設 足 場 の 設 置
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サイディングの下地への固定
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住宅の外壁には従来から使用されてきた「モルタル外壁」と、
現在、新築される住宅の70%に使用されている「窯業系サイディング外壁」の2種類がほとんどです。
窯業系サイディングは工場で製造された外壁を、複数取り付けて外壁とします。
設置が容易で安価に行なえますが、塗装で十分に保護されていないと、
雨水を非常に吸収し易い外壁材です。
水分を吸収し膨張すると歪んで変形してしまい、下地との密着が弱くなり隙間ができます。
その隙間に雨水が浸入したり溜まる事で、住宅内部へ雨漏りを起こさせます。
サイディングにこの状態が起きていれば、釘やスクリューボルトで下地へと密着させて固定します。
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「隙間ができた状態」以上にサイディングの劣化が進んで、
内部から脆くなり崩れて破損状態になると交換が必要です。
外壁材が傷んでいる状態のまま放置すると、
住宅を支える基礎自体が悪くなっていきます。
交換には、まず劣化したサイディングを取り外します。
内部に断熱材にカビが発生している場合もあります。
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劣化で破損しているサイディング
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サイディング取り外し後
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防 水 紙 の 取 り 付 け
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新たなサイディング取り付け
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交換が必要な箇所は、
雨水の影響を受けやすい箇所でもあるります。
防水効果を高めるため防止紙(アスファルトルーフィング)
を取り付けて下地へ固定します。
そこへ新しいサイディングボードを取り付けます。
先程同様に釘やスクリューボルトで固定します。
この後、継ぎ目にシーリング処理を施します(下記で紹介)
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塗装の保護効果低下で、サイディング継ぎ目に施された、
シーリングも紫外線の影響で劣化している事があります。
紫外線でシリコンの成分が化学変化を起こして硬化します。
固くなり縮んだ事で、隙間ができ弾力も無くなり、
気温の変化による外壁の伸縮に、対応できなくなります。
隙間から雨水浸入しよる雨漏りの原因に繋がります。
劣化したシーリングを除去して清掃を行い、
プライマーを塗布します。 |
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劣化したシーリングの除去
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継ぎ目の清掃とプライマー塗布
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マスキングテープの取り付け
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シ ー リ ン グ 材 の 注 入
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余計な箇所へシーリング材が付着しない様に、
継ぎ目の周囲にマスキングを施します。
そこへシーリング材を注入して、上から押さえて整えます。
サイディングボードの交換の際も同様に行います。
シーリング材がある程度硬化したらマスキングを外します。
シーリング再処理は完了です。
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塗料付着防止のため養生をする
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外壁の補修が終わりましたら、玄関のタイルやエアコンの室外機等へ、
塗料が付着しない様に「養 生」を行います。
シーリング再処理時のマスキングと同じ事です。
養生シートやテープを取り付けていきます。
これで外壁塗装を行う事ができる様になりました。 |
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下塗り/シーラー・フィラー
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中塗り/フィラー・サーフェーサー
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下塗りに「シーラー」と呼ばれる下地材を塗ります。
外壁と塗装する上塗り塗料の定着を良くする効果があります。
「エポMシーラー」や「ウルトラシーラーⅢ」などを使用します。
次の中塗りには「フィラー」や「サーフェーサー」を使います。
フィラーは下地との定着と凹凸を整える効果があります。
サーフェーサーには外壁の色を抑えて、 上塗り塗料の色味を良くする効果もあります。
「水性ソフトサーフ」や「パーフェクトサーフ」等を使用します。
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最後に上塗りを行います。
主に「シリコン系」塗料を使用して塗装しますが、
より耐久性を求める場合は「フッ素塗料」を使用します。
アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素・光触媒
と右に行く程に耐久性が上がりますが費用も掛かります。
主にモルタルには「DANシリコンセラ」などを使用します。
サイディングでは「ファインSI」等を使います。
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上塗り/シリコン系・フッ素系
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外 壁 塗 装 完 了
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木部・鉄部の修理/戸 袋
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木部・鉄部の塗装/戸 袋
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外壁塗装以外にも外部設備(戸袋、雨樋など)も塗装します。
傷んでいる場合は修理を行ってから塗装します。
破風板やフェンスなどの鉄部や木部も塗装します。
鉄部には下塗りに錆止めを行って上塗りをします。
主に「ファインウレタンU100」を使用して塗装します。
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お客様への工事内容などの説明
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塗装を行う前や塗装後、修理が必要な箇所が増えたりした場合など、
お客様とその都度ご相談させていただきながら工事を進めて参ります。
使用する塗料がどの様な物かや使用する目的などもご説明いたします。
塗装後には使用した塗料をどれだけ使用したかを確認して頂きます。
本来使用すべき塗料の量を誤魔化す工事は、耐用年数が著しく短いです。
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