2015年6月塗替え工事実施
埼玉県 日高市 築11年 K様宅
塗替え工事内容
塗替え工事内容
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外 壁
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外 壁 材|サイディング
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塗装回数|4回
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仕上げ塗料|ファインSI(シリコン系塗料)
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屋 根
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屋 根 材|スレート屋根
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屋根への塗替えは行いません
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その他箇所
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雨樋|破風板|ベランダ|シャッターボックス
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修理箇所内容
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サイディング外壁の補修|シーリング再処理
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塗替え工事概要
塗替え工事前
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塗替え工事後
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住宅メーカーにより建築された、築11年の2世帯型住宅です。
外壁にはサイディングが使用されていて、塗り替え時期の経過で塗装の保護効果が低下による劣化が見られます。
サイディング継ぎ目のシーリングも劣化しているので、補修を行ってから塗装を施します。
屋根への塗装は行いませんが、その他、雨樋、破風板、シャッターボックス等も塗装します。
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サイディング外壁の補修
まず住宅周囲に架設足場と防護ネットを設置し、高圧洗浄機で汚れを洗い流します。
外壁に使用されているサイディングボード自体は水分を吸収しやすい外壁材です。
そのため塗装の保護効果が低下した状態だと、雨水を吸収し膨張を起こして変形して行きます。
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サイディングの固定
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サイディングの固定
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変形して歪になったサイディングと下地との間には隙間ができてしまいます。
その隙間に雨水が浸入する事により、雨漏りを起こす原因に繋がります。
この状態で塗装を行っても浸入は防げません。
釘やスクリューボルトで下地へ打ち付けて固定して行きます。
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サイディング継ぎ目のシーリング再処理
サイディング外壁は複数のボードを繋ぎ合わせて外壁としています。
その継ぎ目には弾力性のあるシーリングが施され、気温変化による外壁の伸縮にも対応します。
しかし、保護効果低下でシーリングも劣化を起こし、弾力を失い隙間ができた状態になっています。
これは紫外線の影響でシーリングが化学変化を起こして変質したためです。
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劣化したシーリングの除去
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継ぎ目周囲へマスキング
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シーリング材の注入
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劣化したシーリングの隙間から雨水が浸入して、雨漏りを起こす原因に繋がります。
劣化したシーリングを除去し隙間を清掃します。
余計な箇所へ付着しない様にマスキングをして、そこへシーリング材を注入します。
シーリング材が硬化後に、マスキングを外して補修完了です。
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サイディング外壁への塗装/塗装回数:4回
外壁の補修後に塗装を行います。
下塗りで「エポMシーラー」を1回。下地へ上塗り塗料をより定着しやすく効果のある下地材です。
中塗りで「パーフェクトサーフ」を1回。下地の凹凸を整え、下地の色透けを抑えて仕上がりを良くする効果のある下地材です。
上塗りで「ファインSI」を2回。耐久性のあるシリコン系塗料で、臭いが少なくて色透けを抑える効果も高いです。
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その他住宅外部設備への塗装
今回屋根へは塗装を行いませんが、その他の鉄部、木部へは塗装を行います。
雨樋や破風板には「塩ビゾル鋼板(樹脂化粧鋼板)」が使用されています。
これは金属材にフィルム状樹脂を張り合わせた、金属の耐久性と樹脂のデザイン性を兼ね備えた建材です。
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しかし、塗装を施す際に専用の下地処理を行わないと、塗装が剥がれやすくなったり表面が汚染により汚れてしまいます。
下塗りに塩ビゾル鋼板用の「塩ビゾルウレタンプライマー」を塗布します。
上塗りには塩化ビニルにも使用できる「ファインSI」で塗装します。 |
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